C-STRETCH®とは?
人間の皮膚よりも伸びる!
センサ自体が伸縮し、従来は計測できなかった大変形や曲面の伸びを計測できる、全く新しいタイプのセンサ。今まで見えなかったものが見えてきます。
C-STRETCH®は、柔軟性に優れたエラストマーフィルム絶縁層と、ナノカーボンからなる伸縮性導電層の積層体で構成されている静電容量式のひずみセンサです。センサ自身の伸長で電極間距離と面積が変化。それに伴って増加する静電容量値を捉えることで、遅滞なく高精度に伸びを計測することができます。
従来の「ひずみゲージ」との違い
ひずみゲージ 従来型
- 素材プラスチックフィルム
- 高感度微細な動きの検知に適する
ひずみセンサ― C-STRETCH®
- 素材ゴム(エラストマー素材)
- 高い柔軟性人の動きなど大変形の検知に対応

これ一式で丸わかり
「C-STRETCH®」製品説明資料
Download
特長・メリット
当社が現在まで培ってきたさまざまな技術を結集して開発した伸縮性 ひずみセンサC-STRETCH®は、従来のセンサでは対応できなかった課題を解決に導くことができます。
従来センサーの
悩み
- 激しい人体の動きが正確に計測できない!
- 高速で動作する機器の動きをリアルタイムでモニタリングしたい!
- 高速かつ繊細な動作を制御したい!
俊敏な伸縮応答性
低硬度でありながらゴム弾性を持つストレッチセンサー。シンプルな仕組みで計測時のハンドオーバーがほとんど発生しません。
- センサー自体が素早く伸縮
- 低ヒステリシスな特性
- 高速な動作に追従して計測可能
従来センサーの
悩み
- 計測したい箇所にセンサが設置できない!
- 伸縮するストレッチ素材や大きく動くものを計測する方法がない!
- 身体動作計測時の負荷が大きく、正確に測れない!
優れた柔軟性
優れた柔軟性を持つエラストマー素材を使用。さまざまな動きに柔軟に対応し設置場所も選びません。
- 曲面や柔らかい面に取付可能
- 最大3倍伸長まで正確に計測
- 身体装着時の違和感を軽減
従来センサーの
悩み
- 伸長/縮小の往復動作の正確な計測ができない!
- 伸びだけではなく対象物の長さをを正確に測定したい!
- 継続的な動作を正確かつ長期的に計測したい!
- 数ヘルツ以下の低周波振動が正確に計測できない!
高精度のセンシング
静電容量方式による直接的な計測方法を採用。検出精度高く伸長時と収縮時の線形性も高い。
- 伸長時、収縮時とも正確に計測
- 全方向への定量的な測定が可能
- 繰り返し計測時も再現性を維持
- 低周波の動きも高精度で計測
バンドーの技術
C-STRETCH®は、当社のコア技術であるエラストマー材料の配合技術およびフィルム加工技術に、フィラーの分散技術を組み合わせることで誕生した静電容量式の伸縮性のひずみセンサです。従来のひずみセンサにはない優れた伸縮応答性と柔軟性、検出精度を持っています。


- 伸長による、面積、電極間距離など直接的な値の変化により出力が決まる
- 耐久性が高く、温度による変化も少ない。
低ヒステリシス
センサ自身の柔軟性が高く、長さや面積の伸展を高精度で計測できる。また外力による印加履歴が小さい低ヒステリシスの特性を持ち、伸長後は素早く収縮して元に戻ることができる。

高い線形性
伸長時の静電容量の変化は伸長前のn倍となり、伸長率と静電容量の間の線形性が高い。このため、面積や長さの絶対値を計測することも可能になる。
また、伸長時と収縮時の出力誤差がほとんど見られない。

利用例・活用業界
-
医療・介護
分野メリット・できること
- 身体部位の高精度計測、検査
- 医療、介護機器の精密制御
- 新たな支援機器の開発
旧来の方法では不可能だった部位の動きを精緻に計測できたり、機器制御の精度を向上させることで、今までにない新しい発想の患者様・要介護者様のサポートが可能になります。
-
ロボティクス・
製造業IoT分野メリット・できること
- 計測不可箇所のセンシング
- 新たな操作インターフェース
- 安全で正確な制御技術開発
機器類の柔らかい箇所(チューブなど)の動作計測も可能になり、機器制御の適用範囲が広がります。新しいタイプのマンマシンインターフェースや制御技術開発も可能になります。
-
スポーツ・エンター
テイメント分野メリット・できること
- 運動中の自然な動きを計測
- ウエアなどの形状変化も計測
- 新型人感コントローラー開発
動作計測時の負荷が少なく自然な動きを計測できます。ウエアやシューズなどの形状変化も計測でき、モーションキャプチャーで捉えられなかった動きも捕捉することができます。
