CSRの取り組み

PRODUCTS AND SERVICES 「ものづくりの深化と進化」ーここまでの成果と今後の取り組み

当社グループは、中期経営計画BF-2で「ものづくりの深化と進化」に注力することで革新製法の開発や自働化ラインの構築に取り組み、材料ロスやエネルギー使用量を削減しながら、労働生産性や資本生産性の向上、売上原価率の抑制を実現しています。

バンドーグループが貢献するSDGs

「ものづくりの深化と進化」を、引き続き
環境負荷低減による社会への貢献と
持続的な成長の双方の実現につなげていきます。

2021年度の主な進捗と今後の取り組み

  • 不良やロスの削減・生産性向上の継続
  • グローバル生産体制の見直し検討
  • 不採算製品の廃止や高付加価値製品の投入等によるセールスミックスの改善
  • 原材料価格・物流費等の高騰への対応

売上原価率の推移(%)

2018年度

*2いずれも従来製法比
*3上流・下流ともにCO2排出量に有意な差異は認められませんでした。

足利工場

足利工場

ウレタンベルト
材料ロス
20%削減*2
エネルギー使用量
80%削減*2*3
労働生産性
2*2
  • 材料の配合設計の見直し、架橋(ポリマー同士を連結し、物理的、化学的性質を変化させる反応)工程の短縮、ロボットの導入等を実施

2019年度

南海工場

2019年度

自動車用補機駆動ベルト
材料ロス
60%以上削減*2
エネルギー使用量
50%以上削減*2*3
労働生産性
1.3*2
  • 従来製法を一から見直し、新製法を開発
  • エネルギー使用量を削減するだけでなく、高温となる作業現場の環境改善にも貢献し製法特許を取得

2019年度

南海工場

2019年度

農業機械向けゴムベルト
労働生産性
2.5*2
資本生産性
1.4*2
  • 自働化や多品種製品に対応する成型機を開発
  • 有機溶剤を使わない、人と環境にやさしい工法を実現

2020年度

和歌山工場

2020年度

産業用歯付ゴムベルト
材料ロス
40%削減*2
エネルギー使用量
40%削減*2*3
資本生産性
1.5*2
  • 金型を必要とせず、自由なベルトサイズに対応し試作時間を短縮
  • 製品機能や精度は、新技術により従来製法と同等を実現

2020年度

南海工場

2020年度

自動車用ワイパーブレードラバー
表面処理剤ロス
75%削減*2
労働生産性
2.8*2
  • 表面処理、外観検査等の方法を一から見直し、工程の再編、自働化の導入、条件の最適化等を実施