サンラインベルトFMSシリーズの新タイプ(難燃性ウレタンコンベヤベルト/製品名SL-S7831)を販売開始 |
当社は、このたびサンラインFMSのSシリーズ(特殊条件・個別対応用)における新タイプとして、難燃性ウレタンコンベ
ヤベルトを開発し、2008年2月18日から販売開始いたしましたのでお知らせいたします。
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1.開発の背景・ねらい
近年、防災安全の観点から、より安全性に優れた製品が求められるようになってきました。そのような中で、空港など人が
多く集まる場所で使用されるコンベヤベルトにおいても、火災などの事故発生時に延焼を防ぐために、難燃性に優れたベル
トが求められるようになってきており、海外の空港では難燃対応が必須になっているところもあります。
ただし、従来の難燃性コンベヤベルトの材質は塩化ビニルが主流のため、燃焼時にはハロゲンガス(塩素ガス、臭素ガス等)
を発生する場合がありますが、このたび当社では、ハロゲンフリー材料を使用したウレタンコンベヤベルトを開発いたしま
した。当コンベヤベルトは、ISO340難燃規格にも合格しております。
ISO340難燃規格
<試験方法>6枚のサンプルを45秒間炎中に設置し、バーナーを離してから燃焼持続時間を測定する。1分後に送風する。
<判定基準>①6枚のサンプルの燃焼持続時間が合計45秒以内 ②各サンプルの燃焼持続時間が15秒以内
③全てのサンプルが炎の再現なきこと |
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2.特長
①ハロゲンフリー材料を使用しております。
②ISO340難燃規格に合格しております。
③プーリ径、使用可能温度範囲などの制約条件が従来のウレタンコンベヤベルトと変わらないため、従来ベルトへの置き換
えが可能です。
④カーブ部の搬送システムに使用する難燃性コンベヤベルトの材質は、塩化ビニルが主流のため、コンベヤベルトにガイド
桟を縫い付けて対応する場合が多かったのですが、ウレタンで難燃性を実現することで、ガイド桟を溶着加工でき、従来
の塩化ビニルコンベヤベルトに比べて、耐久性をアップさせることができました。
⑤ウレタンは、塩化ビニルより強度や耐摩耗性が高いため、耐傷性が優れております。
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3.販売目標
2008年度 約3千万円、2010年度 約3億円を目指します。 |
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以 上
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