1.開発の背景・狙い
近年のコンベヤベルトは、高速化や搬送量の増加等により交換サイクルが早くなるとともに、保守メンテナンス要員やメンテナンス費
用の削減も求められ、更なる長寿命化のニーズが高まっております。コンベヤベルトの主要な需要先である製鉄およびセメント分野で
は、定期修繕日が設けられており、次回の定期修繕日までにコンベヤベルトの交換寿命となることが想定される場合には、寿命にいた
っていない場合でも取り替える必要がございました。
そういった中、過酷な使用環境下で使用される高温耐熱コンベヤベルトは、長寿命化のニーズがもっとも高く、このたび新型として開発
致しました『HC1500』は、高温領域下(ベルト表面温度100℃以上)での使用による耐熱クラック性・耐摩耗性を約2倍に改良す
ることにより、従前の高温耐熱コンベヤベルトと比べ、格段の長寿命化を実現致しました。
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