1.開発の背景・狙い
当社は、地球環境保護に対する取り組みを最も重要な経営課題の一つとして位置付け、CO2排出量の削減、省エネルギー、
環境負荷低減に貢献できる製品開発に積極的に取り組んでおります。
その取り組みの一環として、このたび開発しました「G-CARRY」は、新開発のカバーゴム、心体帆布を採用することで、
従前の標準帆布コンベヤベルトに比べ、省エネ(節電)、CO2発生量の削減、ベルトの耐久性を向上させました。
「G-CARRY」は、石炭・鉱石・石灰石をはじめ、セメント・砕石・木材チップなどのバラ物の搬送や袋体・粉体輸送に適
しています。今後の販売・在庫体制については、従前の標準帆布コンベヤベルトから「G-CARRY」へ順次切り替えを図り、
さらなる拡販を目指します。
2.特長
①省エネ(節電)
新開発のカバーゴムを採用することで、ローラー乗り越え抵抗を低減させ、駆動モーターの所要電力を削減。
(当社従来品比 約2~3%低減・・・社内評価テスト結果 ※省エネ効果は、ご使用条件により異なります。)
②CO2発生量の少ない材料を採用
石油系材料の使用率を低減させた新開発のカバーゴムの採用などにより、製品のライフサイクルにおけるCO2発生量を削減。
(G-CARRYの石油系材料使用率・・・約37% / 当社従来品の石油系材料使用率・・・約65%)
③ベルトの耐久性を向上
新開発の特殊心体帆布を採用することで、耐衝撃・耐噛み込み・耐引裂き性能を向上。
3.販売目標
2009年度 約4億円、2010年度 約10億円を目指します。
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