1.開発の背景・ねらい
近年の自動車用エンジンは、車両の軽量化、燃費向上の観点から、従来の張力付与機構を有する補機駆動システムか
ら、張力付与機構が不要となるストレッチタイプのベルトを適用した補機駆動システムに対するニーズが増加する傾向
があります。これらのニーズに応えるべく、当社ではストレッチタイプの自動車補機駆動用ベルト「リブエース・フィ
ット」の開発に取り組んで参りました。
新たに開発した低弾性心線を採用することにより、固定した2軸プーリへの装着が可能となり、手間のかかる張り調
整無しで、狙いの張力が設定でき、ベルトが摩耗後でも、高い張力維持性を実現しました。
CO2削減など環境対応が重要な社会テーマである昨今、燃費改善を目的とした自動車用エンジンの軽量化につなが
る技術です。
2.特長
① 専用の取り付け治具を使用し、固定した2軸プーリへの装着が容易にできる。
② 手間のかかる張り調整無しで、狙いの張力が設定できる。
③ ベルトが摩耗しても必要な張力を維持できる。
3.販売目標
2011年度 10百万円、2012年度 15百万円の販売を目指します。
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