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平成26年3月11日


       光通信コネクタの仕上げ研磨時間を短縮し、安定した研磨精度を実現する
     精密研磨フィルム「TOPX® S035」を発売


 バンドー化学株式会社(本社:兵庫県神戸市)は、このたび、精密研磨フィルムTOPX®(トップエックス)の
ニューラインナップとして、光通信コネクタの仕上げ研磨に使用される精密研磨フィルム「TOPX® S035」を
発売いたしましたので、お知らせいたします。
1.開発の背景・ねらい
   当社は、2005年にオプトエレクトロニクス向けに固定砥粒タイプの精密研磨フィルムTOPX®を製品化し、精
  密研磨市場に参入していますが、光通信技術は、データセンター・映像配信・さらには携帯電話の通信トラ
  フィックの増大に対応して、ますます大容量通信としての技術革新が進んでおり、研磨加工精度もミクロン
  レベルからナノレベル、オングストロームレベルへと急速に高度化しています。このような中、光通信用コ
  ネクタにおいて要求される高度な加工精度に対応すべく、仕上げ研磨に使用されるシリカフィルムに改良を
  加え、従来製品の特長を生かしながら、低い研磨荷重でも研削力を維持・向上させることで、光通信コネク
  タ製造時の加工時間短縮や品質安定に寄与する精密研磨フィルム「TOPX® S035」を開発いたしました。

2.製品の特長
  ①加工時間を短縮
   研削力が向上したことにより、従来製品では仕上げ研磨に約60秒程度の時間がかかっていましたが、約30
   秒程度への短縮が期待できます。また、加工時間の短縮により、研磨フィルムの長寿命化が期待できます。
  ②安定した研磨精度
   光通信コネクタの重要な品質特性であるファイバー高さ(Fiber Height)の変化が少なく、高精度な研磨をする
   ことができます。また、研磨回数に影響されず、安定した研磨をすることができます。

3.販売目標
  ①初年度 約100百万円  ②2017年 約300百万円 の販売を目指します。
             

                                                                                                以上