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平成26年4月14日


電子デバイスの低熱抵抗化に寄与する「放熱シート」を開発


 バンドー化学株式会社(本社:兵庫県神戸市)は、高い熱伝導率で、さまざまな電子デバイス(パワー半導体、デジタ
ル家電など)の低熱抵抗化に寄与する「放熱シート」を開発いたしましたので、お知らせいたします。

1.開発の背景
 近年、電子デバイスの高出力化に伴う、消費電力の増加とともに発熱量も増大しており、電子デバイスの性能
を維持するために、発熱体(半導体基板など)から効率的に熱を逃がす技術が重要となっています。
 このような中、当社では、長年の事業活動で培ったコア技術であるゴムの配合、分散、加工技術を活用するこ
とにより、熱伝導性フィラーを垂直配向することで、高い熱伝導率を有し、さまざまな電子デバイスの低熱抵抗
化に寄与する「放熱シート」を開発し、販売に向けたサンプルワークを開始しています。

2.製品の特長
高い熱伝導率を有し、さまざまな電子デバイスの低熱抵抗化に寄与します。
①絶縁タイプと導電タイプの2タイプをラインナップ。
②幅広い厚みと高い熱伝導率を実現。
    絶縁タイプ:厚み(0.15~10mm)、熱伝導率(~25W/mK)
     導電タイプ:厚み(0.15~10mm)、熱伝導率(~150W/mK)
熱伝導性フィラー(CF)を垂直配向 放熱シートの使用イメージ

※放熱シートは、発熱体の熱を効率的に冷却部材(ヒートシンク)へ伝えるためのインターフェイスとして使用されます。
放熱シートおよび銀ナノ粒子接合材に関する技術の一部を4月16日から18日まで東京ビッグサイトで開催される
「第5回 高機能フィルム展」にも出展します。	
                                                                                        以上