平成27年10月1日
バンドー化学株式会社
代表取締役社長 吉井 満隆
高負荷対応の歯付ベルト
「Ceptor®-Ⅹ(セプターテン) S8Mタイプ、S14Mタイプ」を開発
当社は、このたび、様々な産業機械(医療機器・ロボット・射出成型機・プレス機械・印刷機械・運搬搬送機器等)の同期伝動に最適なシンクロベルト®「Ceptor®シリーズ」の最上級グレードとして、高トルク伝動を実現した高負荷対応の歯付ベルト「Ceptor®-Ⅹ(セプターテン)」を開発し、平成27年11月1日から販売を開始いたしますので、お知らせいたします。
※シンクロベルト®は、歯車・チェーン・ベルト等の特長を結合した同期伝動に適した歯付ベルトの当社ブランド名です。
- 1.開発の背景・ねらい
近年、産業機械の高出力化・高性能化の要求に伴い、高トルク、低速回転、位置精度の使用条件に適用した歯付ベルトに対するニーズが高まっています。このようななか、当社は長年蓄積してきたベルト伝動に関する技術を活用し、高剛性、高弾性の構成部材により、高トルク伝動を実現した高負荷対応の歯付ベルト「Ceptor®-Ⅹ(セプターテン)」を開発しました。中型の「S8Mタイプ」、大型の「S14Mタイプ」を市場に投入し、お客様がさらに幅広い使用条件で、ご採用いただけるようにいたしました。 - 2.製品の特長
- ① 高剛性、高弾性の構成部材を使用することで、高トルク伝動を実現。(伝動容量:約35%向上)
- ② 伝動容量UPにより、狭いベルト幅で使用できるため、低騒音化を実現。 (騒音:約12%低減)
- ③ 従来品に比べ、狭いベルト幅や小プーリ径で使用できるため、コンパクトな設計が可能。
- ④ 歯部の変形が少ないため、急停止・急加速時や負荷変動による歯飛びを防止するとともに、高い位置決め精度を実現。
- ⑤ S8Mタイプ、S14Mタイプの標準プーリが使用でき、汎用性が高い。
※従来品Ceptor®-VI(セプターシックス)との比較となります。

Ceptor®シリーズの最上級グレード
Ceptor®-Ⅹ「S8Mタイプ」、「S14Mタイプ」
以上