コンプライアンス
マテリアリティ コンプライアンス(環境面・社会経済面)
- 目標・目指す姿
- ● 環境法令規制違反件数0
- ● 政治献⾦対応⽅針の遵守
- ● 下請法の違反による命令・勧告0
- ● 安全保障輸出管理に関する法令違反件数0
- ● 情報漏洩件数0
- ● 知的財産権の侵害件数0
- ● 最新の法改正に対応した社内規定整備、その教育と運⽤状況の適切なモニタリング
マテリアリティ コンプライアンス(環境面・社会面)の推進について
【責任部署】
- 総務部
【方針・考え方】
バンドーグループは、法令と企業倫理の遵守を、事業活動を推進する大前提と位置づけ、社会的良識に基づいて事業活動を行い、社会から信頼される存在であり続けるよう努めています。このような観点から、バンドーグループでは、法令と企業倫理の遵守を目的として、「グループ法令等遵守規則」を定め、本規則に基づき、「内部通報制度」および「取引先通報制度」を設けています。また、法令と企業倫理の遵守、公正な取引、インサイダー取引禁止を含む情報の管理等、役員および従業員(役職員)が遵守すべきルールを「グループ行動規範」として定め、役職員が行動規範冊子を携帯することとしています。これらのほか、毎年、役員、各部署長および関係会社責任者を対象に行動規範講習を実施するとともに、行動規範や実際に発生した企業不祥事を題材とした議論を各部署および関係会社において実施しています。
【目標・目指す姿】
違反事例件数0件
【施策】
- グループ行動規範冊子の配布
- 行動規範講習の実施、行動規範等議論の実施
●環境法令の遵守
【責任部署】
- ものづくりセンター安全・環境推進室
- 事業部・研究所
【方針・考え方】
法令と企業倫理の順守について「グループ行動規範」に定めるとともに、環境に関する法規制および自治体・業界等との取り決め事項の順守について、「環境基本方針」に掲げています。遵守すべき環境法令等は、環境マネジメントシステムISO14001に従って作成した「環境手順書」に則り、最新版を維持し、各事業所に適用される対象法令の遵守状況を評価しています。
【目標・目指す姿】
環境法令規制違反数0
【施策】
- 設備導入時の環境手順書に基づく環境アセスメントの実施
- 環境法令に基づいた規制対象設備の適正な届出
- 環境法令に基づいた規制対象設備の環境測定の実施
- 「環境マネジメントシステム」および「環境教育手順書」に基づく従業員教育の実施
●インサイダー取引の防止
【責任部署】
- 総務部
インサイダー取引の防止については、「グループ内部者取引防止規程」を制定し運用しています。
●反社会的勢力の排除
【責任部署】
- 総務部
反社会的勢力の排除については、取引基本契約書において必要な条項を規定し運用しています。
●政治資金の対応方針明示
【責任部署】
- 総務部
【方針・考え方】
政治団体等への寄付については、「政治献金対応方針」を定め、決裁規則で管理しています。
【目標・目指す姿】
政治献金対応方針の遵守
●下請法の遵守
【責任部署】
- ものづくりセンター調達部および各事業所の購買部門
【方針・考え方】
下請法の遵守については、「調達方針」に基本原則として公正な取引の徹底を明記し、下請法に関する行政からの通達や運用基準を社内に通知し、遵守すべき事項の把握と周知徹底を図っています。
【目標・目指す姿】
下請法の法令違反による命令・勧告0
【施策】
- 所管官庁開催の講習会への関係者の参加
- バンドー化学および関係会社の調達担当者への下請法教育
- バンドー化学の下請取引先の代金支払い条件を現金化
●安全保障輸出管理の体制強化
【責任部署】
- 関係会社管理部
- 事業部
【方針・考え方】
安全保障輸出管理の目的の重要性を認識し、「グループ輸出管理規則」と「輸出管理に関する規程」 を定め、規則・規程で定めている輸出管理体制をもって、事業部と連携しながら法令に即した輸出管理を行っています。
【目標・目指す姿】
安全保障輸出管理に関する法令違反件数0
【施策】
- 輸出管理責任者・担当者の名簿化
- 教育カリキュラムの作成と教育(社内外説明会、セミナー等)の実施
- 定期的な遵守状況確認と改善
●情報セキュリティへの対応
【責任部署】
- 経営情報システム部
【方針・考え方】
情報セキュリティについては、「グループ行動規範」に 機密情報の管理を徹底し、その保持と漏洩の防止に努めることを明記しするとともに、「グループITガバナンス規則」に沿って、情報を管理するとともに全ての従業員や派遣社員を含めて情報セキュリティ教育を実施しています。
【目標・目指す姿】
情報漏洩件数ゼロ
【施策】
- 情報セキュリティ教育の実施
- 情報セキュリティ強化の施策実施
- 外部記憶媒体からの情報漏洩対策の実施
- モバイルPCのハードディスク暗号化の実施
●第三者の知的財産の尊重
【責任部署】
- 基盤技術研究所 知的財産グループ事業部
- 技術部門
【方針・考え方】
知的財産の尊重については、事業活動に役立つ知的財産権を積極的に取得/活用するとともに、第三者の権利に適切に対応することを原則に、「特許戦略の推進に関する規程」を定めて知的財産活動を行っています。
【目標・目指す姿】
知的財産の侵害件数ゼロ
【施策】
- 新入社員教育に加え、階層別の技術者向けの知財教育の企画/開催
- 日々更新される第三者の権利状況に関する膨大な情報を、確実かつ迅速に把握できるシステム環境の構築
- 技術部門と知財部門とが密に連携して、第三者の権利に的確に対応できる体制の整備
●法改正を反映した労働関連規則の改正と周知
【責任部署】
- 人事部
- 事業所
【方針・考え方】
バンドーグループ役職員が遵守すべきルールを定めた「グループ行動規範」に法令と企業倫理の遵守、人権、人格、個性の尊重を掲げ、安全で快適かつ明るい職場環境を目指しています。就労に関する法改正については労働関連規則に反映し、適切な改正対応と従業員への周知を徹底するよう管理しています。
【目標・目指す姿】
最新の法改正(施行)に対応した社内規定整備、その教育と運用状況の適切なモニタリング
【施策】
- 法改正情報通知サービスの利用(LexisNexis ASONE®)や日本ゴム工業会、各種経済団体との情報交換によって常に最新の法改正等の内容や対応・方策についての情報を入手
- 社内ルールの改正の要否の検討
- ルールは関係のある従業員全員がいつでも閲覧できる状態としているほか、特に身近な法令やルールについては実務担当者連絡会の開催や社内研修のメニューへの組み込みを実施
- モニタリングについては、リスク管理委員会、法令等遵守委員会での取り組みや内部統制評価における自己点検結果などを通じて実施
コンプライアンスの周知徹底および推進体制
当社グループは、「法令と企業倫理の遵守」「製品やサービスの安全性」「誠実、公正な営業活動」「対等かつ公正な調達取引」などを規定する『バンドーグループ行動規範』を作成し、当社グループのすべての役員および従業員へ配付するとともに、毎年10月を「バンドーグループ企業倫理徹底月間」と定め、「バンドーグループ行動規範」の講習会を実施し、それぞれの職場内で話し合いの機会を設けるなどコンプライアンスの周知徹底を図っています。また、当社の顧問先ではない社外の弁護士を通報先の一つとする内部通報制度や法令の制定・改廃情報サービスを採用することにより、さらなるコンプライアンスの推進を期する体制としています。なお、内部通報制度の実効性を向上させることを目的として、「通報窓口の増設」「匿名通報の受付」「調査関係者の守秘義務の強化」「内部通報制度に従事する者への講習の実施」などの施策を講じています。
環境⾯でのコンプライアンス
環境面でのコンプライアンスにおいては、設備導入時の環境手順書に基づく環境アセスメント、環境法令に基づいた規制対象設備の適正な届出および環境測定、「環境マニュアル」および「環境手順書」に基づく従業員教育を実施しています。2021年度は、各事業所においてこれらが適切に実施されているか、環境パトロール(各事業所とも年1回以上)を実施したほか、前年度の全社を対象とした外部専門家による環境関連法令教育(5回)の結果を参考に、各事業所の環境法令対応システムの見直しに着手しました。
2021年度、環境法令に関して重大な罰金や制裁をともなう違反はありませんでした。2022年度は、強化月間を設けて集中的に管理状況の確認と啓発を強化するとともに、環境汚染予防パトロールを定期的に実施するほか、水処理診断の改善提案も計画的に進めます。
社会・経済⾯でのコンプライアンス
社会・経済⾯でのコンプライアンスにおいては、企業倫理の徹底、インサイダー取引や汚職・腐敗行為の防⽌、反社会的勢⼒の排除、政治献金の対応⽅針明⽰、独占禁止法や下請法の遵守、安全保障輸出管理の体制強化、情報セキュリティへの対応、第三者の知的財産権(営業秘密を含む)の尊重、法改正を反映した労働関連規則の改正と周知等に取り組んでいます。グローバル税務コンプライアンスの取り組みの一環としてBEPS*への対応を進めているほか、当社グループ関係者の法令違反行為等の早期発見と是正を目的に、「取引先通報制度」も導入しています。2021年度は、これらのいずれにおいても、違反、抵触、漏洩、侵害した事例はありませんでした。
また、経済産業省や中小企業庁などが提唱するサプライチェーン全体の共存共栄と新たな連携に取り組む「パートナーシップ構築宣言」に賛同し宣言しました。
* BEPS(Base Erosion and Profit Shifting):税源浸食と利益移転
マテリアリティ 腐敗防止/反競争的行為
- 目標・目指す姿
- ● 違反事例件数 0件
マテリアリティ 腐敗防止/反競争的行為の推進について
【責任部署】
- 総務部
- 各営業部門
【方針・考え方】
バンドーグループは、法令と企業倫理の遵守を、事業活動を推進する大前提と位置づけ、社会的良識に基づいて事業活動を行い、社会から信頼される存在であり続けるよう努めています。このような観点から、バンドーグループでは、法令と企業倫理の遵守を目的として、「グループ法令等遵守規則」を定め、本規則およびその下に設けられた各社規に基づき、「内部通報制度」および「取引先通報制度」を設けています。また、法令と企業倫理の遵守、公正な取引、インサイダー取引禁止を含む情報の管理等、役員および従業員(役職員)が遵守すべきルールを「グループ行動規範」として定め、役職員が行動規範冊子を携帯することとしています。これらのほか、毎年、役員、各部署長および関係会社責任者を対象に行動規範講習を実施するとともに、行動規範や実際に発生した企業不祥事を題材とした議論を各部署および関係会社において実施しています。反競争的行為に関しては「グループ独占禁止法遵守細則」および「グループ事業者団体活動に関する細則」を設け、運用しています。
【目標・目指す姿】
違反事例件数0件
【施策】
- グループ行動規範冊子の配布
- 行動規範講習の実施、行動規範等議論の実施
「グループ⾏動規範」冊子を携帯
腐敗防止および反競争的行為の防止にあたっては、「グループ法令等遵守規則」を定め「内部通報制度」を設けているほか、役員および従業員(役職員)が遵守すべきルールを「グループ⾏動規範」として定め、同冊⼦を携帯しています。また、役職員を対象とした⾏動規範講習会を毎年実施するとともに、腐敗防止に関しては海外関係者への出向者を対象とした汚職防止に関する講習を実施し、反競争的行為の防止に関しては「グループ独占禁⽌法遵守細則」を定め運⽤しています。2021年度の違反事例はありませんでした。