CSRの取り組み

トップメッセージ

創業の精神を受け継ぎ、社会の発展に貢献していきます。 代表取締役社長 吉井 満隆
SDGsのグループ目標を設定
当社グループは昨年4月から、「調和と誠実の精神をもって 社会のニーズに応える製品・サービスを提供する」という経営理念と密接に結びつけた新たな「CSR推進テーマ」と「マテリアリティ」に沿ったCSR活動に注力しています。そして本年1月には、SDGsのグループ目標を設定しました。このグループ目標は、CSR活動を通して様々なSDGs目標に貢献することを視野に入れつつ、中期経営計画の取り組みと関連が深く、最も貢献できる3つのSDGs目標を設定することで、事業や企業活動を通じた持続可能な社会の実現に向け、当社グループが貢献する道筋を示すものです。
環境変化に対応しつつ、中期視点での取り組みを継続
足元の米中貿易摩擦による混乱、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大など、当社グループを取り巻く外部環境は厳しさを増しています。特に新型コロナウイルス感染症の社会的・経済的なインパクトは戦後最大、かつ、長期化すると予想されており、当社グループの業績にも大きな影響をおよぼすと予想されます。
また、新型コロナウイルス収束後の社会が以前と同じように戻るのは難しく、感染予防対策はもとより、リモートワークの普及など生活様式が大きく変容し、デジタルトランスフォーメーションが一層加速するなど、時代はまさに大きな変曲点を迎えていると言えます。
市場動向の様々な変化を捉え、当社グループの営業手法やサプライチェーンのあり方についても様々な変化が起き始めていますが、私は、新型コロナウイルスへの対応を「危機」と捉えるだけではなく、既存の「物差し」や「やり方」を変え、新しい働き方や新しい価値を創り出す機会でもあると考えています。こうした変化にしっかりと対応しながらも、「当社グループの製品は社会を支えている」という使命感と責任感を持ち、中期経営計画をブレることなく推進するとともに、時代に即応したCSR活動を継続することで、企業体質の強化を図り、社会からの信頼に応えていく所存です。
「CSR推進テーマ」2019年度および足元の取り組み
新たな「CSR推進テーマ」の運用2年目となった2019年度は、各テーマにおいて様々な進捗がありました。
◆製品・サービス
新たに2つの環境対応製品を上市したほか、南海工場のゴムベルト製造ラインでは、材料・製品設計の変更を実施し、従来の工法を大きく変更したことに加え、ロボットの導入による自動化・省人にも取り組んだ結果、労働⽣産性が大きく向上し、材料ロスも削減することができました。また、AIを積極的に活用し、業務の効率化を進めています。
◆環境
CO2排出量を2030年度までに2013年度比18%削減するという「2030年度目標」の達成に向けて、本社事業所実験棟における照明のLED化等を進めました。廃棄物の発生抑制については、BSMC(中国・上海)でゴミ分別講座を開始するなど、海外での取り組みも着実に進めています。
◆労働・安全
CO2育児休職制度や育児短時間勤務制度、在宅勤務制度をはじめとする子育て支援策等を評価いただいた結果、「くるみん認定」を取得したほか、足利工場では、無災害記録370万時間を達成することができました。
◆コンプライアンス・人権
CO2内部通報制度について、さらなる実効性向上へ向けた「通報窓口の増設」「匿名通報の受付」「調査関係者への守秘義務の強化」といった改善策を立案・展開しています。
◆ステークホルダーコミュニケーション
2014年にネーミングライツを取得した神戸市立青少年科学館で行われた「ポートアイランドサイエンスフェスティバル」へ出展したほか、南海工場では、近辺道路における小学生の見守り活動、行政に対する歩車分離信号化の働きかけ、社用車への特殊詐欺防止広報シールの貼付など、地域に根差した交通安全・防犯活動を拡充しました。また、新型コロナウイルス対策支援として、南海工場が所在する地域へ飛沫感染防止用透明PVCフイルム(当社製品)を寄贈したほか、BMDG(中国・東莞)による中国・湖北省慈善総会への寄付など、海外での取り組みも進展しています。
ステークホルダーの皆様におかれましては、今後とも、ご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。

2020年8月

バンドー化学株式会社 代表取締役社長

吉井 満隆