CSRの取り組み

顧客の安全衛⽣

品質方針 【基本理念】
当社グループは、社会ニーズを基本とする製品政策を確立し、ゴム・プラスチック製品及びそれらを含むシステム製品を中心とした当社グループの事業活動、製品及びサービス提供のすべての面で、全員の創意・工夫と行動力を集結し、継続的改善を実施することにより、お客様のニーズと期待に応えます。

【行動指針】
1. 顧客に「役立ち」、「信頼され」、「喜ばれる」品質の提供に徹した設計、販売活動を推進します。
2. 不具合ゼロの工程を確立します。

マテリアリティ 顧客の安全衛⽣

    目標・目指す姿
  • ● 製品やサービスの安全衛⽣に関して、規制および⾃主的規範を遵守する
  • ● 購⼊した原材料に含まれる成分を100%把握できている

有害性の⾼い化学物質の削減

 当社の製品の製造工程では、原材料や副資材として多くの化学物質を使用しています。その中には、有害性がある、あるいは人々の健康への有害性が懸念される物質もあり、これらの使用削減を計画的に進めています。2018年度はRoHS指令*1の対象物質となった一部のフタル酸エステルとREACH規則*2の認可対象物質であるMOCA*3の代替化、および三酸化アンチモンの形状変更を進めました。フタル酸エステルは物質の特性である移行性の影響をふまえ、製品含有、工程管理、材料管理など、根本から見直しを進め、2017年に伝動ベルト、2018年9月にはゴムコンベヤベルトで代替化が完了しました。MOCAは複数の代替候補を選定し検証を継続しています。三酸化アンチモンは身体へのばく露による健康への影響がクローズアップされており、これまで粉体で使用していたものを飛散しない形状に変えていく必要があります。そこで一部をウェット品で代替してきましたが、マスターバッチ*4への代替を順次進めています。

*1 RoHS指令:電子・電気機器における特定有害物質の使用制限についての欧州連合(EU)による指令
*2 REACH規則:化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する欧州議会及び理事会規則
*3 MOCA:「3,3’-ジクロロ-4,4’-ジアミノジフェニルメタン」の略称。ウレタン樹脂の硬化剤等に使用
*4 マスターバッチ:粉体である三酸化アンチモンを各種樹脂で固形化したもの

製品・サービスの安全衛⽣に関する規制・⾃主的規範の遵守

 当社グループでは、社内業務の自主監査や購入先、協力会社の監査などを計画的に行い、問題点の抽出と改善による未然防止に努めています。また、⾷品衛⽣法などの規制対象となる製品を選定し、抜き取り検査による製品規格適合調査を⾏っています。昨今の環境負荷物質規制に対応するため、主原料だけでなく、製造治工具や梱包材などの副資材についても調査を行い、整備を進めています。
 2018年度、製品・サービスの安全衛生に関して重大な罰金や制裁をともなう規制違反はありませんで した。

 当社グループでは、お客様にご満足いただくために、「安全、環境、品質、納期、コスト」においてお客様のニーズに合致する製品・サービスの提供に努めています。設計・開発から量産・販売までの品質保証の仕組みについて、品質マネジメントシステム(ISO9001 または IATF16949)の認証審査を受けつつ、日々継続的に改善を進めています。
 当社グループでは、品質を作り込んだ人(または部署)が自らその出来栄えを確認する『自主検査』を基本的な考えとしています。この自主検査により、自らの仕事の結果を即刻、自らの目で確認し、必要な処理を迅速に行うことで、問題を最小限にとどめています。つまり、製造工程ごとに明確に決められた検査項目、基準、方法で検査を行い、自工程の不具合だけでなく、前工程に起因する不具合も見つけてフィードバックすることを実践しています。

国内での品質マネジメントシステム認証取得状況

海外での品質マネジメントシステム認証取得状況

市場不具合への早期対応

 当社グループでは、市場から連絡のあった不具合情報を「お客様苦情」と呼び、その原因が当社グループの責に帰するか否かを問わず、すべて誠意をもって対応しています。そして「お客様苦情」への対応を迅速かつ確実にするため、「お客様苦情」を受けた担当者は、経営トップ以下、品質担当役員、および関係者へ速報するルールを設け、最優先で対応しています。

QC(品質管理)サークル活動

職場での品質向上を図るために、当社グループ生産拠点の生産部門を中心に運営委員会を組織し、自主改善活動であるQCサークル活動を行っています。国内事業所では、若手を中心とした基礎教育やリーダーを育成するための推進者教育を行い、品質意識向上と活動の活性化を図っています。また年1回開催される当社事業所選抜による事例発表会では、国内外当社グループからの参加も募り、品質改善活動の成果発表を行っています。

当社事例発表会開催

アセアンQC発表会の開催

アセアン地域の7カ国を中心に毎年ホスト国を決め、QCサークル発表会を開催しています。日本からは事例発表会で優秀賞を受賞したサークルが参加しています。発表会に合わせて開催拠点の見学会や交流会を開催し、品質改善につながる情報交換の場となっています。

アセアン事例発表会
開催(台湾)

品質活動の普及と浸透

全国品質月間に合わせて毎年11月に各生産拠点で品質事例展示会を開催しています。苦情発生件数や苦情分析による問題点の抽出などに加え、各製造ブロック、生産技術グループ、技術グループから品質改善事例、製品開発事例を紹介し、情報を共有することで、品質に対する意識の向上を図っています。また、TQM(Total Quality Management:総合的品質経営)活動の普及、浸透を図る目的で、活動により顕著な成果をもたらした従業員ならびに従業員サークルを毎年創立記念式典で表彰しています。

QC功労賞の表彰