CSRの取り組み

製品の品質管理

品質方針

基本理念

バンドーグループは、社会ニーズを基本とする製品政策を確立し、ゴム・プラスチック製品及びそれらを含むシステム製品を中心とした当社グループの事業活動、製品及びサービス提供のすべての面で、全員の創意・工夫と行動力を集結し、継続的改善を実施することにより、お客様のニーズと期待に応えます。

行動指針

  • 1. 顧客に「役立ち」、「信頼され」、「喜ばれる」品質の提供に徹した設計、販売活動を推進します。
  • 2. 不具合ゼロの工程を確立します。

品質保証体制

当社グループでは、お客様にご満足いただくために、「安全、環境、品質、納期、コスト」が、お客様のニーズに合致した製品やサービスの提供に努めています。お客様のニーズの把握から、販売までの過程を〔市場調査・企画〕〔製品設計〕〔生産・販売設計〕〔量産・販売準備〕〔量産・販売〕の5つのステップに分類し、それぞれのステップで実行すべきことと、全社各部門の役割や部門間の連携を品質保証システムとして体系的にまとめて実行し、量産以降は、品質マネジメントシステムに則した品質管理活動により、お客様へ良品をお届けしています。当社グループでは、品質を作り込んだ人(または部署)が自らその出来栄えを確認する『自主検査』を基本的な考えとしています。この自主検査によって、自らの仕事の結果を即刻、 自分たちで確認し、必要な処理を迅速にすることで、問題を最小限にとどめています。つまり、製造工程毎に明確に決められた検査項目、基準、方法で検査を行い、自工程の不具合だけでなく、前工程から流れてくる製品の不具合も見つけてフィードバックすることを実践しています。

QC(品質管理)サークル活動

職場での品質向上を図るために、当社グループ生産拠点の生産部門を中心に運営委員会を組織し、自主改善活動であるQCサークル活動を行っています。国内事業所では、若手を中心とした基礎教育やリーダーを育成するための推進者教育を行い、品質意識向上と活動の活性化を図っています。また年1回開催される当社事業所選抜による事例発表会では、国内外当社グループからの参加も募り、品質改善活動の成果発表を行っています。

当社事例発表会開催

アセアンQC発表会の開催

アセアン地域の7カ国を中心に毎年ホスト国を決め、QCサークル発表会を開催しています。日本からは事例発表会で優秀賞を受賞したサークルが参加しています。発表会に合わせて開催拠点の見学会や交流会を開催し、品質改善につながる情報交換の場となっています。

アセアン事例発表会
開催(台湾)

品質活動の普及と浸透

全国品質月間に合わせて毎年11月に各生産拠点で品質事例展示会を開催しています。苦情発生件数や苦情分析による問題点の抽出などに加え、各製造ブロック、生産技術グループ、技術グループから品質改善事例、製品開発事例を紹介し、情報を共有することで、品質に対する意識の向上を図っています。また、TQM(Total Quality Management:総合的品質経営)活動の普及、浸透を図る目的で、活動により顕著な成果をもたらした従業員ならびに従業員サークルを毎年創立記念式典で表彰しています。

QC功労賞の表彰

市場不具合への早期対応

当社グループでは、市場から連絡のあった不具合情報を「お客様苦情」と呼び、その原因が当社グループの責に帰するか否かを問わず、全て誠意をもって対応しています。そして「お客様苦情」への対応を迅速かつ確実にするため、「お客様苦情」を受けた担当者は、経営トップ以下、品質担当役員、関係者へ速報するルールを設け、最優先で対応しています。

最優先の対応