CSRの取り組み

Product Innovation

当社グループは、中期経営計画BF-2で「ものづくりの深化と進化」に注力し、革新製法の開発や自働化ラインの構築に取り組み、資本生産性や労働生産性の向上とともに材料ロスやエネルギー使用量の削減を実現し、社会の持続的発展に貢献していきます。

バンドーグループが
貢献するSDGs
SDG

社会の幅広いシーンで用いられる産業用歯付ゴムベルトの革新製法を開発し、
材料ロスとエネルギー使用量の大幅な削減、労働生産性と資本生産性の向上を実現

革新製法 産業用歯付
ゴムベルトの使用例:
樹脂射出成形機
和歌山工場
産業用歯付
ゴムベルトライン

2020年度は和歌山工場で革新製法の開発にり組み、産業用歯付ゴムベルトの工程を新規設計ました。その結果、従来のラインに対し材料ロス約40%、エネルギー使用量を40%削減し、労働生性は2倍となったほか、資本生産性も1.5倍を達成ました。
今回開発した革新製法は、ベルトサイズ毎の金型を必要とせず、自由なベルトサイズに対応し製造でるため、試作に要する時間も短くなります。こうし効率化の一方、製品の機能や精度については、各程の設計精度を高めるとともに新たな技術を用いことで、従来製法と同等を実現しています。
2021年度はこの革新製法の量産拡大に取りみ、従来製法のラインの統合を進めていきます。

革新製法を開発し、 資本生産性の向上を実現

PowerAce 産業用歯付ゴムベルト

自動車用ワイパーブレードラバーの表面処理工程以降の製法を開発し、
材料ロス削減と労働生産性向上を実現

2020年度は、南海工場でも自動車用ワイパーブレードラバーの表面処理、外観検査等の方法を一から見直し、工程の再編、自働化の導入、条件の最適化等により、表面処理剤のロスを75%削減し、対象工程での労働生産性2.8倍を達成しました。 2021年度は、この製造ラインにおける量産に取り組むほか、ロボットの導入により、さらなる生産性向上を目指します。

ワイパーブレードラバー 自動車用
ワイパーブレードラバー
同製品向け
外観検査機

OUR TRACK RECORD
  • OUR TRACK RECORD― 2018年度~2019年度の取り組み
  • 足利工場(外観)
  • 2018年度 足利工場
    ―ウレタンベルト―
  • 材料の配合設計の見直し、架橋(ポリマー同士を連結し、物理的、化学的性質を変化させる反応)工程の短縮、ロボットの導入等により革新製法を確立
    • 労働生産性
    • 2
    • 材料ロス
    • 20%
    • エネルギー使用量
    • 80%
  • 2019年度 南海工場
    ―自動車用補機駆動ベルト―
  • 従来製法を一から見直し、新製法を開発
    • 生産性
    • 1.3
    • 材料ロス
    • 60%
    • エネルギー使用量
    • 50%
  • エネルギー使用量を削減するだけでなく、
    高温な作業現場の環境改善にも貢献し製法特許を取得
  • 南海工場
    ―農業機械向けゴムベルト―
  • 自働化や多品種製品に対応する成型機を開発
  • 有機溶剤を使わない、
    人と環境にやさしい工法を実現
    • 労働生産性
    • 2.5
    • 資本生産性
    • 1.4%
  • ※いずれも従来製法比