※2021年取材
私は高専・専攻科の出身で、本科では電子制御工学、専攻科では生産システム工学を専攻し、「情報」、「電気電子」、「機械制御」の部分をメインとして幅広く学びました。入社してから実際に働きだすと高専・専攻科にて学んだことがそのまま必要となることも多く、学生時代にもう少し真面目に勉強しておけばよかったと思うことがしばしばありました。
地元が中国地方だったことからさほど遠くない関西圏で、また自動車が好きだったことから自動車関係の部品メーカーを探して就職活動をしていました。調べてみるまでは当社のことは全く知らなかったのですが、1906年創業で歴史が長かったり一部上場企業であったりと、安定して働くことが出来ると思い入社を決めました。
産業資材事業部は、コンベヤベルトなどの運搬ベルト、産業機械用Vベルトなどの産業用伝動ベルト製品をメインとして生産している事業部です。その中でも私の所属する部署は、一般的に「生産技術」と言われ、新規生産設備の導入や既存生産設備改善、作業改善を担当するグループです。現在はサンラインベルトと呼ばれる軽搬送用途の樹脂コンベヤベルトの原価低減、品質向上に向けて取り組んでいます。
サンラインベルトのロス削減課題にて、小規模ラインでの試作テストとトライアンドエラーにて繰り返し改良を行い、目標精度が得られることを確認した上で設備を製作しました。ところが、設備導入後に、実機適用のスケールアップにより想定していた作業が成り立たないことが判明し、設備改造が必要となりました。そこからまたトライアンドエラーにより改善を実施していき、苦労した末に量産稼働するところまで持っていくことが出来た時には達成感を感じ、やりがいを感じました。
当面の目標は、現状取り組んでいるサンラインベルトの原価低減、品質向上課題をやり上げることで自社製品の競争力を高めていきたいです。そのためには製品や製造技術に関する十分な知識と生産技術力の向上が必須なので、課題を通じて会得出来るよう取り組んでいきたいです。
現状の課題をやり上げた後は他の事業部でも経験を積んでいき、ゆくゆくは海外拠点でも活躍出来るよう色々なことにチャレンジしていきたいです。
運動することが大好きなので、休日は会社のクラブ活動である「FC BANDO」でサッカーを行ったり、社内外の友人たちとゴルフやフットサルを行ったりして、リフレッシュしています。最近は釣りも始めて、毎週のように会社の同僚たちと夜釣りに出掛けています。