サステナビリティ

研修と教育

マテリアリティ 研修と教育

  • 目標・目指す姿
  • ● 専⾨性と創造性と主体性を持った⼈材の育成

マテリアリティ 研修と教育の推進について

【責任部署】
  • 人事部
【方針・考え方】

「グループ行動規範」に掲げる“企業は人なり”の考え方に基づき、一人ひとりの従業員が、専門性と創造性と主体性を持った人材となるよう、その育成に努めています。バンドー化学「人材育成の基本方針」に基づき、「教育訓練推進規則」に沿って従業員の教育の効果的な促進を図っています。

【目指す姿】

専門性と創造性と主体性を持った人材の育成

【施策】

①自己啓発の促進と働きがいの向上 ②業務を通しての育成と多様性の確保 ③資質を活かした育成と一体感の醸成を基本方針とし、教育訓練推進委員会で年度教育方針等を審議したうえで、階層別教育、機能別教育それぞれの計画・目標を定めて推進

人材育成の方針

当社は、従業員一人ひとりが能力を高め、仕事に意欲的に取り組み、チームワークに徹することを期待しています。また社会の一員として心の豊かな人・心にゆとりのある人・社会に役立つ人を育成するために、教育制度の充実に力を入れています。教育体系は階層別教育と機能別教育の2つに分け、階層別教育は部門を横断し階層ごとの役割認識や対人力の向上を目的に、機能別教育は職務遂行上必要な専門知識の習得を目的に実施しています。2023年度から、まずは技術部門や生産部門を中心に、DX、AIの技術獲得を目指した教育を強化しています。また、教育の実施後は強化ポイントの認識を促すフィードバックを心掛け一人ひとりの成長を支援するとともに、毎年重点目標とする教育方針を掲げ、各教育施策の推進を図っています。

【主な教育プログラム】

階層別教育

  • 資格階層別研修(昇格者対象の研修)
  • 入社3年目フォロー研修
  • 新入社員研修

機能別教育

  • バンドー技術塾(基礎技術、専門技術など5つのプログラムからなる教育)
  • 製造技術保全教育(生産技術など3つのプログラムからなる教育)
  • DX・AI技術獲得教育(外部機関を利用したリテラシー教育やデジタルデータ活用教育)
  • ものづくり塾(製造現場の階層ごとに5つのプログラムからなる教育)
  • 営業学校(初級・上級コース)
新入社員研修
社史を含む会社の基礎知識やビジネスマナーを学ぶ研修とともに、座禅体験や、生産者の指導のもとで有機農法を実践する農作業など、体験型の研修を実施しています。特に農作業は多様な価値観・人生観に触れ、人、社会、自然との調和のもとに私達の生活が成り立っていることを学ぶ貴重な体験となっています。
DX・AI技術獲得教育
DX推進研究会を立ち上げ、スマート製法開発を担うデジタル人財の育成に注力しています。
ものづくり塾
生産拠点における問題や課題に対する解決能力を養うとともに、自主的な改善活動を通して製造職場のリーダーに必要な知識と専門性を高めることを目的とした教育です。2016年度からは他社の改善活動にも参加し、意識改革につなげています。また、一部の研修には、海外生産拠点の現地スタッフが参加しています。

海外要員(兼次世代リーダー)選抜育成研修制度を策定

2021年度から次世代リーダー候補者を選抜し、英語力強化とともにビジネススキルや必要な知識を幅広く学ぶ研修を継続しています。研修期間は3年間とし、2024年度は2期生(2022年開始)が最終年度であったことから、語学研修の総決算としてメンバーが会社グループと顧客グループに分かれ、プレゼンテーション、ミーティング、ネゴシエーションという流れで本番さながらのロールプレイングや議論を行いました。当研修での活気あるトレーニングは、受講者の英語力向上の機会となり、将来海外で活躍するために積極的に学習する意欲向上にもつながっています。また、受講者全員のCEFR(セファール)スコアは1年を通じて1~2ランクアップしており、学習効果が見えることで自信を深め、英語学習にもよい影響を及ぼしています。

※本研修は2024年度以降も継続して実施していきます。

聴く力・伝える力向上研修

2022年度に実施した「ストレスチェック」で明らかになった職場コミュニケーションの課題に対応するため、2023年度から、「聴く力・伝える力向上研修」をスタートしています。特にマネジメント層や製造現場のコミュニケーション強化を重視し、部下には「簡潔に伝える力」を、上司には「傾聴する力」を日常的に意識してもらい、明日から実践できる内容にしています。研修は製造部門を含む若手従業員から始め、2年目となる2024年度は、グループ長以上のマネジメント層に対象を拡大しました。2025年度は、基幹職全員を対象に展開する予定です。

コミュニケーションの充実

当社グループの従業員とその家族の親睦を図ることを目的に、「運動会」や「納涼祭」などのイベントを開催しています。また、従業員の子どもが職場を訪れる「子ども参観日」では、親の働く姿を見学するだけでなく、働く大人たちと接し、働くことの楽しさややりがいなどを学んでもらうことで、一人ひとりの勤労観や職業観を育むことを目指しています。また、サッカーやゴルフ、ボウリングなどのクラブ・同好会の活動への補助を通じ、コミュニケーションの促進を図っています。イベントや活動情報は、グループイントラネットやグループ報などのコミュニケーションツールで随時発信され、グループ内の話題作りや異なる拠点・従業員の近況を知ることに大きく貢献しています。